行政書士試験学習の優先順位【行政書士試験学習法】

基本学習法

優先順位

1:民法


多くのテキストで民法からと言うのが多いと思います。やはり民法は重要です。

 
民法は通常当たり前に暮らしてれば常識じゃん。なんて思っていると点が取れません。例外事項と判例による判断が多く理解しなければ特定分野を毎回間違えます。

ここの出来具合が合否に大きく関係します。

 

自分の思う常識と言うものを一度疑うという作業が必要になります。

 
途中廃止されている条項がありますが1050条もあります。また重要な判例は一部ですが大量の判例もあります。これは個人個人で常識がそれだけ違う事の現れです。その違いを埋めるための法律が民法だと考えています。
ここで自分の常識にとらわれると登場人物が多くなると全く理解できないという事になります。

 

優先順位は高いですが一回ではなかなか理解が難しいのも事実です。わからなくとも通して学習する。戻らない事が重要です。

 

2:行政法

 

最大ボリュームゾーン
これが悪いと確実に不合格となります。90%近く取る気持ちで学習が必要です。
行政法は範囲が広いですが状況とその結果が決まっているために理解もしやすく意外にもわかりやすいと感じています。

 
これは意外でした。イメージ上行政法は大変で民法の方が常識で考えればいいんだろ。なんて思っていましたが反対でした。

 

この行政法に憲法が関わってきます。(要件の判断と違法性の判断が争いになると憲法が出てくる。後述しますが、憲法は一部を除いて国や権力側を規律するものだからです。)

 

最初期は分けて考えないと理解が追いつかないですが徐々に理解が上がってきたら憲法を織り交ぜて学習してみてください。科目を横断するような問題がよく出ます。

行政事件訴訟での判決に憲法が関係してきます。

 

3:情報通信、個人情報保護


 
問題数は少な目ですが範囲も狭く学習効率がいいです。情報公開も含めて学習してください。時折行政法の分野に問題が出たりもします。ここを落とすようだと一般常識の40%をクリアできない可能性があります。

 
後回しにしがちなところですがここ重要です。

 

一般常識の個人情報保護と情報通信は管轄省庁が総務省ですので総務省の常識と言う事なのでしょう。文章理解も含めてこれを6問取れれば何とか一般常識分野はクリアとなります。ある意味ここから出しますよ。と試験前にページを指定しているようなもので総務省の親心が現れているように思います。とにかくここは落としたくないですね。

 

様々なサイトやテキストでは民法、行政法に重きを置くあまりこの個人情報や情報通信分野が重視されていないと感じます。一般常識にクリアしなければならない点数があるという事はここでの失点を挽回することが出来ないということになります。 
意外に思うかもしれませんが基礎法学や憲法よりも重要度が高いかもしれません。

40%が合格ラインなので6問以上正答が必要です。9問正答出来れば60%以上になります。9問正答出来れば法令等の合格ラインを基準より上げる必要が無くなります。(一般知識の正答が40%ぎりぎりだと法令等が60%ぎりぎり正答しても合格しないため法令等の正答率を上げる必要が出てくる。)

​監督省庁が総務省ですのでここは総務省の顔を立てる意味も含めてガッチリ学習したい部分です。この監督省庁が総務省というのを意識することがこの分野の合格点の秘訣になります。

 

4:憲法

 
判例からの出題があり知っていれば時間がかからずに解けますので効率が良いです。どの程度厳格に憲法を適用するかについて判断基準が何段階かありますのでそれも含めて学習してみるといいと思います。

知らない判例だとどんな状況の事を言ってるかさっぱりわからないとなります。

 

慣れてきたら行政法と関連する部分があるので往復しながら学習すると効果が上がりやすいです。

 

5:基礎法学

 
ここは範囲が狭いのか広いのか判断に困る分野です。深追いしない方がいい分野です。

 

​民法で多少つまずいても基礎法学、憲法で挽回が出来ます。民法9問 基礎法学と憲法で7問あります。
多少と言ってもそのレベルは6割とか5割ではなく9割正答が8割正答に落ちても挽回できる程度の事です。記述式と政治経済社会分野の失点を考えその部分の得点は当てに出来ないのは変わりません。

 

6:多肢選択式について

 
多肢選択式は出題範囲と言うよりもトータルでの知識が問われる場合が多く、特定の判例や法律家の理論、法律の条文から出題されることが多いです。そのため基礎法学や憲法、行政法を学習する中で原則論的な部分をしっかり理解しておくことで高得点に結びつきます。練習問題や過去問を解くことで知識の確認をするイメージでいいと思います。

 

似た用語の違いを理解しておくことが特に重要です。

 

7:記述式について

 
40文字に収めるための練習が必要です。何について記述するかは問題の中にありますのでそれをキーワードを使い短くまとめる練習が必要です。

 

試験直前の時期に要約を40字で書いてみる。漢字練習しておくなどが有効でした。とにかく現代人は文字を書きません。40字×3問で120字 結構な量です。

 

ここでの得点はボーナス点程度に考えた方がいいです。ボーナスあてにしてローン組むと後から苦しいと同じ感じです。
全く無得点もないでしょうが、高得点も難しいと考えます。

 

8:文章理解

 
これはもう普段から面倒な文を読むしかありません。慣れが必要ですが落ち着けばわかる内容ですので試験時は時間配分でうまく対応しないとなりません。

 

9:商法、会社法、捨て問のお話

 
商法は範囲も狭く効率が良いです。2問程度出題されますがここは落としたくない分野です。学習の頻度は他よりも少な目で足りると思います。

 

時間がない効率が悪いという事で捨て問分野を作る場合があります。気持ちは分かります。わかりますがその1問が有れば合格なのにと言う事も多くあるのでは?と想像します。

 

捨て問分野のナンバー1であろうと思われる会社法 

 

捨ててはいけません。範囲の割に問題数が少ないですが、基本的な用語と基本的な考え方を押さえておくことで正答率を上げることは可能です。全くわからん5択が2択のうちどっちだろうくらいになれば2問中2問間違えましたから2問中1問取れましたに変えることが出来ます。優先順位は下ですが捨ててはいけません。

 

とにかくその1問2問が有ればと言うボーダーラインの受験者が相当数いらっしゃると思います。合格者の平均点からもそれを感じ取ることが出来ます。

令和5年度で合格者平均196点です。ザックリと合格ラインから0~4問多いだけの方が半数です。

 

 


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